滅菌システム

安心・安全な診療所
クリーンで安全な診療所づくり
病院とは、身体のどこかが弱り、治すために行くところです。
その病院が、汚れていたり、異臭がしたり、また働く人が不潔であったりしては、決していけない場所です。
身体が弱っていると、細菌などに感染しやすく、また病気にかかりやすくなります。
そのため、当たり前ではありますが、医院内を清潔に保つことが大切になります。
当院では、クリーンで安全な診療室を保つためにまず空調管理から徹底しています。
歯を削ったり、歯石を取ったりする時に口の中の細菌が空気中に浮遊するのを防ぐため、まず患者様には診療室に入っていただいてから、うがい薬でうがいをしていただきます。
また、歯を削ったり、歯石を取ったりしているとき、お口の中のバキューム以外に口腔外バキュームを使用します。
お口の中のバキュームで吸引しきれない切削粉塵などを吸引して診療室の空気をきれいに保ち、術者の視野も確保でき作業効率もあがります。
診療室内には天井にはめ込み式の空気洗浄機も設置しています。
空気洗浄機は定期的にメンテナンスを行い、強力な清浄能力がある装置を使用しています。

あなたのお口に入っていく注射器やピンセットは大丈夫?
歯科の治療では出血をともなう処置が多く、つねに院内感染の危険性があります。
病院内での器具や医療従事者の手などの滅菌・消毒が不十分だと、患者さんが逆に病気をうつされてしまいます。
当医院では、20年前から滅菌システムにこだわっており、院内感染を防止するために、専属のスタッフが洗浄・消毒・滅菌作業を行っております。
患者さんごとに使い捨てタイプのものを使用しており、また使い捨てができないタービンやモーターなどの器具などは、すべて洗浄・消毒・滅菌処理を行います。
滅菌とは、すべての細菌やウィルスなどを死滅させることを言います。血液で感染する恐れのある病気(エイズやC型・B型肝炎など)を防ぐには、この滅菌処理がとても重要となります。
歯を削る時に使われる機械(タービンやモーター)はとても精密なので、特殊で高額な滅菌装置DCデントクレーブ ハイスピードスチーマーが必要になります。
歯を削る時に飛び散る細菌や金属の粉を吸い取る口腔外バキュームがあります。
当医院ではこれら全てを取り入れて独自の滅菌システムを確立しています。
「なぜこれほどの手間をかけるのでしょう?」
それは私達スタッフ一同が、たとえ患者さんからは見えなくても安全・安心に治療を受けていただいて、健康な状態に回復してほしいからです。
独自の滅菌システム
- 消毒
使用した器具を消毒液につけ、消毒します。
- 洗浄
消毒した器具を洗います。
- 超音波洗浄
超音波洗浄器で細かい汚れを落とします。
- 乾燥
器具を乾燥させます。
- 滅菌準備(その1)
器具を滅菌パックに入れます。
- 滅菌準備(その2)
滅菌パックを密閉します。
- 滅菌器にて滅菌
滅菌パックを滅菌器に入れ、滅菌します。
- 滅菌完了
器具が滅菌されました。
消毒・滅菌器の紹介
- DCデントクレーブ ハイスピードスチーマー(小型未包装品用高圧蒸気滅菌器)
オートクレーブやケミクレーブと比較して、短時間で滅菌処理が行える器械です。また専用蒸留水で清潔な滅菌が行えます。
- 小型包装品用高圧蒸気滅菌器
上記と同様、高温高圧によって滅菌処理を行う装置ですが
サイズの小さな器具を滅菌します。- ガス滅菌器(ホルムアルデヒドガス消毒器)
低温での殺菌が可能なため
熱に弱いエアータービン・ハンドピースなどの殺菌に使用します。- タービン洗浄機(オイル自動洗浄器)
その名のとおり、タービンを洗浄し、注油まで行う器械です。
- 超音波洗浄器
超音波の振動で、目に見えない汚れなど落す器械です。
- 滅菌パック
滅菌処理用の特殊な構造でできています。密閉することで、外側の菌や空気などには触れず、滅菌処理した後は開封するまで滅菌した状態を保てます。